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松陰の僅かながらでも血を受け継ぐ者として【軟弱】であるな!


吉田松陰生誕180年を記念しての映画、「獄(ひとや)に咲く花」の、山口県で先行上映が始まった。


予告しか観ていないが、観る気にもならない!


あんな女性に、うつつを抜かす程、余裕があった人だと思っているのか!


映画の中では、「国が滅びようとしているのに、僕はどうすることも出来ない」と言ってたようだが、
そんな弱音は絶対に吐かない人だって事、解ってないじゃないか!


何考えてるんだ!・・ったく、上映、差し止めたいくらいだ(珍しく怒ってる(笑))





◆この映画が始まったので、丁度良いキッカケかも知れない。


今まで、ポツポツと断片的に語って来たが、私の知る限りを書き記す事にする。おそらく、日本初公開の話もあるかと思う(笑)




◆今から400年前の戦国時代以前に遡る。大内氏という豪族が長州(山口県)に居た。


全盛期は今の、福岡県、中国五県、淡路島、紀伊半島沿岸部を制圧していた。


これだけ広く統轄していたのは、おそらく水軍が強かったからだと推察される。




◆最後の武将になったのは、義隆という武力を持ちながらも文化を愛する人だった。


京都での戦乱から公家を守り匿った。


また、毛利元就が助けを求めて来たので、毛利の敵の我孫子を押さえた。以後、毛利元就は、大内義隆の家来になった


大内は、戦乱期にあっても、他を寄せ付けない強さを持っていたのだ。




◆一方では、大内氏は、京都公家を奥方に迎え、西の京都を作ろうとしていた。


備前(岡山)の乞食坊主だった雪舟を、当時の中国に研修生として行かせた。帰国後の雪舟の活躍は言うまでもない。


また、鹿児島より上陸したフランシスコ・ザビエルにキリスト教の伝道を許可し、教会まで建てた寛容な人物だった。


今の山口市には、当時の五重塔、雪舟の庭、その他の遺跡が多く残っている。


特に、五重塔は本家の京都より優れて居るとも言われている




◆だが、時代は戦国期。


助けたはずの毛利元就は、若かったが曲者だった。大内の統轄領を狙っていた野心家だった


やがて、その毛利元就によって、大内氏は全滅するのだが、隠された歴史は、ちょっと違う。


大内義隆には、陶晴賢という、毛利元就と争う腹心が居た。


陶晴賢の、「今のままでは毛利に滅ぼされてしまう」と言う進言は聞き入れられなかった。


陶晴賢の予想通り、今の広島に居た毛利元就は、大内殲滅の進軍を開始した。


陶晴賢は、毛利元就に大内の統轄領を渡さない為に、主君の大内義隆を攻撃したのだが・・ その陶晴賢も、毛利元就によって滅ぼされてしまう。


下克上の時代だったのだ。




◆この大内全滅とされる時、じつは、京都公家の人達は、奥方を含めて逃げ延びて居る。


逃げる京都公家を、陶晴賢も毛利元就も、追う事は出来なかった。なんたって相手は、京都の公家なのだ。


再び大内の名で立ち向かって来ることは無いと思い、見逃した。そしてその通りだった。


(ここまでは、歴史で語られている)





幼い私は、それからの一族の歴史を、長老達に教え込まれた。


逃げ延びた公家達は、萩に近い川上村という山中で、その後200年間過ごした。


大内義隆の奥方は身籠もっていた。


産まれた子を、環丸(たまきまる)と名付けられた、環麿(たまきまろ)だったかも知れない。


その子の名前から「玉木」と姓を名乗った。


すべての結婚は他人の血を入れない血族結婚か、子供のやりとり(養子)だ。


全員が玉木なので、杉の木のある家に居た者は、「杉」「乃木」、村の中心に居た者は「中村」。


公家の世話をしていた者には「宮本」、他にも「吉田」、「国末」、「田中」、「上野」、「松永」・・など
屋号のような姓が付けられた。




◆そして文化10年の頃(今から200年程度前)、山陽の新田開発に出た者と、山陰に分かれた。


私の家の墓は、「玉木家先祖代々の墓」であり、文化14年に作られたものだ。この地域では最も古い、ボロボロだ(笑)


私の祖母は玉木であり、祖父と祖母はいとこ同士だ。万一、子供が出来なかったら一族から養子を迎えていた


すべてそうだった。戦後になって、他人の血を迎えなければならなくなった、母達が来るまでは・・




◆私は、この母に産んでもらったが、育てたのは誰だろう・・


毎日毎日、玉木・宮本・松永の長老達のウルサイ小言を聞いていたように思う(笑)


それは、決して!生優しいものでは無い!


教えられているのか、叱られているのか、解らないほどだった。


内容は、儒学か朱子学のようなものだったのだろうが、「論語」調で教えられていた。




◆なぜ?私だけが、そんな長老達に寄って集って躾られたのか?


弟や妹には、そんなことはないのだ。自分達の子供さえも無かったのだ。


それは、母親が夢枕に見た白ヒゲの神様と関係しているのかと思う。そうとしか思えない。


子供が出来なかった母親は、県内のある神社に参拝した晩、「お前に男の子を授ける、○僧の子なるぞ!」と、言われたそうな。


そして私が産まれた。


その時の玉木の長老にも、何かお告げのようなものがあったらしい。


そして、大内一族を代表する証として、産まれた私に【義】を名前に付けることになったようだ。


【義】は、大内義隆の一文字であり、大内一族の長たる証なのだ。




◆話を、明治維新前に遡らせるが、山陰に出た玉木の一族に、「玉木文乃進」という人が居た。


玉木文乃進は、一族の杉家から玉木家に養子として迎えられた。


玉木文乃進こそが、あの【松下村塾】を創った人だ。


松下村塾は吉田松陰が創ったと思われているが、違う、松蔭は三代目だ。


さらに、杉家から吉田家に養子に行ったのが、文乃進の甥の、後の吉田松陰だ。


そして、吉田松陰と乃木希典は、従弟同士だ。


その二人は、玉木文乃進に徹底的に学問を叩き込まれる。


その厳しさは、想像に絶するものがあったと言われている。




◆文乃進のおかげで、松蔭は10歳で、毛利藩主の元、軍学師範となった。


巡り合わせとは皮肉なものだ。遠い時代、大内という先祖を滅ぼした、家来の毛利の腹心として仕えた。


彼は、その事を知っていたのだろうか・・


その後の事は、語るまでもない。


史実として残っている通りだ。




◆私は、今回のことで、大内家と吉田松陰の関係を話したくなった。


10歳で、毛利藩主の軍学師範になった松蔭だ


その生涯は、すべて【国に向いている!】


それが何だ! あのブ様な映画は!


我らを愚弄する気か!


歴史は忠実に超した事は無いが、映画では脚本もあるだろう。


それは認める。


だけども、少しは、配慮が欲しかった。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [未別] | 2010.03.03(Wed) PageTop

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