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学校自身の自浄能力は?


【いじめ相談】

■前回イジメ問題を書き込んだ後のことだ。

県内の知人女性からネットで相談を受けた。

その時点では、子供が不登校気味だとのことだった。

完全不登校では無い、月に3~4日休む程度のものだった。

理由は、信頼していた担任教師の体罰と暴言だが、体罰は本で頬を叩き、口調は強く激しく、説教が長い。

1時間以上の説教を、少なくとも3~4度受けていた(これは教師も認めていた)。


■ご両親は穏やかな人達で、もちろん子供を叩いたことも無い家庭だ。

ゆえに、この担任教師の言動は、児童にとってはどんどん恐怖になって行った。

ところが、担任教師には自覚は無いのだ。

ましてや、自分のクラスの児童が、自分に対して恐怖で学校へ来れなくなったなど、思いも寄らなかったことだろう。




【母親と学校側との話し合いは平行線。そして・・】

■担任教師、教頭とご両親とで最初の話し合いが持たれた。

ご両親の訴えに対して、担任教師は【覚えが無い】とばかり答えた。

教頭に至っては、【児童の性格や家庭に問題があるのでは】と言う。

馬鹿か!とは言わない(笑)


■どうせ、そのような対応だろう、その路線だろうとと予測して居た。

じつは、この時点で同席するつもりだったのだが、学校側は秘密裏に事を運びたいのが見て取れたので、事後対応の様子を見た。

校長が出席しないのは、さほどの問題とは捉えて居なかったのだろう。


その直後、担任教師の児童への追求・説得は1時間半以上にも及んだ。

担任教師は必要な話し合いだと主張するが、どう見ても【監禁拷問】に近いものだ。

児童は、「また長い時間叱られた。問題が大きくなるから話し合いしない方が良かったよ」と、母親に涙で訴えた。


その頃から、児童の体に異変が起きた。

精神不安定から来る腹痛・下痢などは以前からあったが、心の領域から来る身体的症状の重い病気に陥った。

最低でも数年、こじらせれば一生付き合わなければならない。

仏教で言う「色心不二」が発現したのだ(色とは身体・肉体を言う)


■心と体は連動して居る。

心が不健康になれば身体も不健康になり、身体が不健康になれば心も不健康になるということだ。

その報を知った私は、その日は本当に、笑顔の無い日となってしまった。

児童の将来を考えると、つらかった、くやしくてくやしくて・・。

あの時、無理矢理にでも話し合いの場に出向いていたらと、後悔が襲う。。


担任教師の恫喝に寄って、学校へ行くのが怖くなり、病気になったのに。。

もし!【病気だったから、学校へ来なくなった】と、学校側が問題のすり替えをしたら、絶対に許さないつもりだった




【問題のすり替え】

■とうとう、ご両親と児童は考え考えたあげく、転校することにした。

お母さんが、転校の打診をすると、学校の執拗な引き留めに逢う。

何が理由かと、問い掛けてくる有様だ。

なにも解っちゃいない!


ここまでの学校側の対応は、不誠実極まりないものだった。

ご両親は、当然ながら子供を守るために転校を選んだ。

今は学校の許諾を得ずとも、教育委員会へ届け出すだけでも良い。

ご両親は、市教育委員会に転校理由を詳細に書かれ、児童は転校した。

児童は、すぐに転校し、新しい学校に伸び伸びと通っている。

児童は転校、そして明るい学校生活を送っていると聞いたので、この問題には終止符を打つつもりだった。


ところがである。

なんと!担任教師が【児童は病気で転校した】と、子供達に【これは内緒だよ】と語っていた。

校長、教頭を含めた学校側としての見方であろうが、絶対に認められない発言だ。

子供達に【これは内緒だよ】と言うのは、【この話を広めてくれよ】と同義語だ。

誤解の噂は、あっというまに広まった。




【学校への質問文】

こと、ここに至り、とうとう私の公憤は爆発した。

相談を受けた人の、上の名前しか知らない状態だったが、書き込まれた僅かな情報を元に、学校名、教師名等を調べ出した。

お母さんに確認のために連絡すると、「驚きました・・まるで探偵みたい」とまで言われてしまった(汗)


そして、学校へ「7つの確認事項」と称して、実名を記しメールを出した。

別に、確認も何もあったものでは無く、文中には別の意味を含ませていた。



■学校側が、秘密裏に秘密裏にと事を運ばれようとしていても、お母さんのネット相談により、このことは全国の人が知っている。

私にしても、県内の諸機関・組織や、もっと多くの人に知って頂くことも可能だが、それが目的では無い。

事は、児童の一生に関わる問題だと、ご認識頂きたい。

真に児童の為を願うなら、病気を口外するなどあり得ない話。

ましてや「この事は内緒だぞ」とは、学校の対応に不信を抱かざるを得ない。

お話の機会を持って頂けるのでしたら、学校や教師の自宅にも伺う。


私が求めていることは、病気の発症原因は、担任教師から受ける恐怖が引き金になったこと。

そのことに対する担任教師自覚と責任。

そして誠意ある心からの謝罪と、真なる反省。

教師である前に、ひとりの人間として、心の解る人となって頂きたい。

・・のような文面を送った




【学校関係者達が謝罪に】

翌日から事態は急転回を迎えた。

私のメールに驚いたのか、教育委員会などから指導があったのかは解らないが、担任教師、教頭、校長が揃ってお詫びに来た。


事前に知らせを受けていたので、今度は私も同席した。

学校側は、見知らぬ男が居るので驚いたようなので、まずは、突然のメール送付の非礼を詫び、自己紹介をした。

学校側はお詫び一色ではあったが、それぞれ三者三様だった。


お母さんの切実な訴えに、担任教師は涙を流して反省の弁ばかりだった。

傍で見ていても、嘘では無い、真実の反省の言葉だった。

すべての道理が解ったようだ。

『なぜ!気付かなかったのか!自分が情けない。教師を辞めたい』の言葉は本物だった。

教頭、校長は、それぞれの立場から詫びては居たが、最初は形式にしか聞こえなか


■そこで私は、大切なもうひとつの質問をした。

冒頭に述べた、本で頬を叩いた体罰の件だ。

「先生、男の子は少々叱られてもここまでに成ることは少ないのですが・・」

「もしかして先生、手を挙げるとか、何か体罰的なことをされなかったでしょうか?」

「もし、そういうことがあれば、今回の件も納得が行くのですが」

担任教師は考え込んだ。ジェスチャーでは無い。

教頭、校長を見ると顔が青ざめている。


■それはそうだろう。

見知らぬ男が、とんでもない質問をして来たのだから。

ことは体罰事件まで発展すると、大変なことになると思ったのかも知れない。

私は、担任教師が本で頬を叩いたのは、母親から聞いていたのだが、子供の言うことで証拠も無く、この日まで何も言えなかったらしい。

この日は、外部の私が質問したので、学校側は何も言えなかったようだ。

下手に「そんなことはありません」など言うと、他に何が出てくるやも知れない(笑)

教頭、校長は沈黙・・。

担任教師は、首をひねり首をひねり考えている。

母親は、「子供が創作で話をすると思われますか?」と問い掛けたが、『すみません、覚えていません』の返事だった。

だけども、それで充分だった。

私は、学校と喧嘩をしに行ったのでは無い。

気付いて頂きたかっただ。




【涙の謝罪で解決】

■私は、僭越とは思いながらも提案した。

先生の本当の気持ちは良く解りました。それだけのお気持ちがおありなら、子供さんに謝罪文を書かれることは、可能ですか?」

『はいっ!書きます!』、即答されたのには少々驚いた。

そこには、深い反省をされた一人の教師の姿があった。

「それから先生。大事なことを忘れていらっしゃるように思いますので、日記を付けられてはいかがでしょう」

『すみません、覚えていません』への精一杯の反撃ではあったのだが(汗)、校長が大きく頷いていたのには驚いた。


■会談は、担任教師は、子供への謝罪文、日記を付ける。

校長は、児童の家を1件1件廻って、学校としての非礼を詫びることとなった。

校長の言葉は、校長自身が決意し発した言葉だ。

はっきり言ってこれには驚いた。

校長は、失礼ながら、事実経緯を知らなかったように思えていた。

会談で、ことの重大さに驚き、お詫びや態度も途中から変わった。

土下座せんばかりに床に頭が着きそうな程、お詫びされている。

私は、担任教師の涙の顔が、いたたまれなかった。


■だから、「皆んなが傷ついたままでのジ・エンドでは、あまりにも悲しすぎます」

「いつか、先生や子供達が再会した時に、語り合える仲になられるよう、誤解やわだかまりは今日で終止符を打てたら良いですね」と、

現実の悲しさを超えた、未来を語った。


担任教師の顔に笑顔が戻った。

嬉しかった。


■校長は、帰り際に、わざわざ私のところまで来て、【必ず良い学校にします】と言われた。

この言葉で救われた思いがした。

紆余曲折はあったけれども、最も大切なのは子供達の未来だ。 

その未来を担う子供達を預かる学校である。

子供の個性を尊重し、大きく未来に羽ばたかせて欲しいものだ。




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